創業者からドンキを引き継いだ大原孝治
現在のドンキホーテホールディングスを率いているのは、二代目の経営者となった代表取締役兼CEOの大原孝治さんです。創業者でありドンキホーテを日本を代表する小売グループへと成長させカリスマ性の高かった安田隆夫さんから2015年に後継者として指名されました。当初より65歳で引退すると宣言していた安田隆夫さんですが、本人が「気力、体力ともに十分なうちに引退」というように、まだまだ体力が有り余るにも関わらず実際に現場を退くことには驚きの声が上がりました。大原孝治さんにドンキホーテを託す安田隆夫さんの思いとしては「カリスマを必要としない会社になってほしい」という考えがあったようですが、1989年の創業以来25年連続で増収増益を達成してきた創業者が退いたあとのドンキホーテですから、その後継者にかかる期待は決して小さくありません。
創業者のもとでは、店舗火災による店舗づくりへの批判が巻き起こったり、深夜営業に対する反対運動が過熱するなどの荒波を乗り越えてきたドンキホーテは、店舗数の増加により日本全国の多くの都市に展開するようになりました。その結果、ドンキホーテには以前のような物珍しさはなく、いわば普通の小売店のひとつとなっています。ドンキホーテの代名詞となった「圧縮陳列」「深夜営業」「手書きPOP」などに加えて、どのような独自の戦略を打ち立てて実行に移すことができるのか、今後の大原孝治さんの経営手腕には注目が集まります。